アラフォー、卵管造影検査を受ける。の巻
遂に行って来ました、恐怖の卵管造影検査。
ネットで調べても、経験者に聞いても、みんな「痛い」というアレです。
ドラマで深キョンが手を握りしめて耐えていた、アレです。
受付を済ませてすぐに痛み止めの座薬を入れるよう言われまして、トイレへ。
座薬なんて久しぶりだなぁ、いつ以来だろ!?…と思い返すと、社会人になって4~5年目に謎の高熱を出した夏の記憶が。
あぁ、あの頃どうしようもないダメンズと付き合ってたなぁ、とか、余計なことまで思い出す始末。
座薬さんは無事に穴に吸収されていきました。
座薬を入れてすぐに検査に呼ばれたら、効いてないんじゃないかな!?と心配をしていたら、数十分の待ち時間が。
混んでるんですよね、いつも。
予約していても結構待たされるクリニックです。
みんな妊活仲間だな!と、変に仲間意識が高まります。
なんだかお腹がシクシク痛くて、自分のプレッシャーの弱さを痛感しました。文字通り痛感。
そして、とうとう検査に呼ばれました。
まず診察台で子宮鏡検査をするそうです。
いつも思うんですが、この診察台が何とも恥ずかしいのです。
下着を脱いで下半身がスースーする状態で着座。
お尻の下には使い捨ての紙のシートが敷いてあります。
脚が開かれながら上昇、と同時にお尻の下の当て板?的な物もふわーっと外されていきます。
太ももの裏側とふくらはぎの支えに下半身を預けて、上体は斜め45度くらい。
診察台でカーテンを使用しないというスタイルのクリニックなので、医師と看護師が立っているのが丸見えです。
向こうには私の下半身と顔が丸見えです。
これが何とも恥ずかしい。
こっちだけ丸腰で弱点をさらけ出してる、なんとも恥ずかしい状況。
かといって、相手も下半身丸出しで診察されても困るよな…とか想像してるうちに台は頂点に達します。
子宮鏡という、白くて先の丸い棒状のものを差し込まれました。
目の前のモニターに、私の体内の様子が映し出されていました。
ピンク色の体内。
「目視できないけど、ごくごく小さなポリープがあるかも」とのこと。
左右の卵管孔を確認し、「キレイですね」とのこと。
血が見えるとかじゃないし、もともと医療系の仕事をしていたので、マジマジと見ていても気分は悪くなりませんでした。
医師が「次に卵管造影のためのチューブを入れていきますね」と、細いチューブを手にしました。
お腹が押される感じと共に、チューブが無事に留置された模様です。
私の下半身からのびたチューブ。
「この後移動なので、テープで固定しますね」と看護師さん。
え、移動!?
私、股からチューブ出てますけど。
看護師さんの説明では、隣の隣のレントゲン室間で、スカートをおろして歩いて移動して下さい。とのこと。
深キョン、そんなことしてなかったよ!?
いや、深キョンもひょっとしてチューブ出したまま歩いたのかも!?
余計な想像しながら身支度。
私、股からチューブ出てますけど!
ドアを開けたら待っている人が何人もいまして。
別に目が合う訳でもないんですが、なんだか恥ずかしくて。
皆さんも通った道ですか? 皆さんも股からチューブ出して歩いたんですか? 一緒に頑張りましょうね!!
などと、またしても余計なことを考えながら歩いて移動。
隣の隣のレントゲン室、なんとも遠く感じました。
そして、股からチューブを出した私に看護師さんが指示をしてくれました。
頭とお尻の位置を指定されて、レントゲン撮影用のベッドによじ登りました。
私、割と背が高い方だけど、小柄な方はこのベッドに乗るの大変だろうなぁって思いました。
しかも股からチューブ。
動きにくさと違和感が全開です。
横になって、脚を軽く開いて、スカート捲り上げて、技師さんが来るのを待ちました。
この、仰向けで脚を軽く開く姿勢ってのが、また恥ずかしい。
お股がスースー。
看護師さんが「先生が来るまでスカートをおろしてていいですよ」と言ってくれるまで、まな板の上の鯉状態でした。
で、意外とこのまま待たされるんです。
気を紛らせるために、看護師さんが色んな話をしてくれました。
ベテラン看護師さんなんだと思います。
言われて嬉しかったこと、ためになったことをまとめておきます。
▪️卵管造影検査は痛い!という噂だけが一人歩きしてるけど、実際そこまで痛いことはなくて、生理痛の重いやつくらい。
▪️この検査の後約半年はゴールデン期間と言われていて、妊娠しやすくなる。いい検査だよ!妊娠できますよ!!
▪️1人目がお薬とタイミング法で授かってるなら、2人目もきっと大丈夫だよ!
気休めにそんなこと言わないだろうな、きっと経験から言ってくれてるんだろうなと思うと、とても心丈夫でした。
我々夫婦は子どもが好きで、最低3人は欲しいなと考えているので、3人目が欲しくて治療される方もいますか?って聞いてみました。
いるそうです。これでまた安心安心。
ブログに妊活のことを書くと、もし授からなかったらどうしようとか、あんなこと書かなきゃよかった、とか、自分を責めてしまう材料を作ってしまわないか…と考えたこともありました。
けど、逆にとにかくポジティブに、赤ちゃんがお腹にきてくれるまでの経過を覚えておくために、嬉しかった言葉や素敵な出会いを覚えておくために、しっかり書き残そうと思います。
股からチューブ出して歩いたことも。
10分近くスースーしたまま待って、技師さんが到着しました。
技師さんは淡々とクールに仕事をこなすタイプの方でした。必要最小限しか話しません。
私の股からのびるチューブに、造影剤を入れるためのチューブを接続しました。
そして速やかに二人とも退室。
耳元から看護師さんの声が聞こえました。
「痛くて我慢できなかったら横のマイクで教えて下さいね」と。マイクあったのか。
いよいよ造影剤が入ります。
深キョンは手をぎゅっと握りしめてたな、と、私も痛みに耐える準備。
じわじわ、じわりじわりと、お腹が押される感じ。
何分くらいで終わるか聞いておけばよかったと思いました。
ゴールが明確なら頑張れる性格なので。
ゴールがわからないと、どこが痛みの頂点なのかもわからないからずっと不安で。
耳元から「もう少しで終わりますからね」と聞こえてからが、どうやらピークでした。
私が感じた痛みは、脚を下に引っ張られてもぎ取られるような感じでした。
生理痛とはまたちょっと違うような。
脚もがれるーーーーって一番思ったあたりで、検査終了でした。
技師さんが速やかにチューブを抜いて、ガーゼを1枚私の中に詰め込みました。
そして速やかに退室。あくまでクールな技師さん。
看護師さんが手を繋いでくれて、ベッドから降りるのを助けてくれました。
身支度してると、抗生剤と胃薬を渡されて説明されました。2日間内服。
当日の入浴は控えてシャワーで済ませること。
股にガーゼ入ってるから、30分後くらいに抜いて下さいとのこと。
チューブの次はガーゼ。
そんなこんなで検査終了でした。
股のガーゼは結構な違和感で、30分待つのがとっても長く感じました。
30分未満でトイレに駆け込み、恐る恐る抜き出してみました。
少し出血してたのと、あとは造影剤?なのか何やら独特な香りの油っぽい液体が。
そうそう、来週結果を聞きに行くまでは夫婦生活しないようにとのお達し。
チューブやらガーゼやら入れたり出したり忙しかったお股、休ませねば(笑)
結果を聞くの、怖いなぁ。
深キョンは「原因不明の不妊」と言われて、しかも今不妊治療をしてる夫婦の大多数は原因不明だそう。
原因不明だったら、一体どう対策すれば…。
とか何とか考えてもらちあかないので、美味しいもの食べてのんびり過ごすことにしましょ。