アラフォーずぼら主婦、賢く生きる。

アラフォー主婦、賢く生きていくために勢いで色々やってみることにしました。夫と2歳の息子、気高いコーギー♀の3人と1匹暮らしです。

アラフォー、離れた両親との同居を考える。の巻

先日、久しぶりに両親が孫の顔を見に来ました。




うーんと、7ヶ月ぶりかな。




こんなに期間が開いてしまうのには訳がありまして。




というのも、私、実家から飛行機に乗らなければ来られないところに嫁いでしまったもので。





いざ帰省!となると、電車に乗って特急に乗って、飛行機に乗って電車か高速バスに乗って…




片道6時間くらいは覚悟しないといけません。




両親にとって、私は一人娘。




そして息子は初孫にあたります。




どれだけ会いたいことか。




私だって会わせたいです。




孫を抱かせてあげること、孫と遊ばせてあげることが、一番の親孝行だと思っています。




でも、片道6時間。




自動車の運転もするし健康状態に問題もない、ちょっと遠いけどたまに会える両親です。




今は。




じゃあ、10年後ってどうなんだろう?




両親がニコニコ笑顔で飽きるほど息子と遊んで、息子もケタケタ楽しそうに過ごした数日間。




その数日間があっという間に終わって、ふと脳裏をよぎった「?」です。




こんなに離れたところに嫁いできて、私は、息子は、あと何回両親に会えるのだろう?




今はまだ未就学の息子。




幼稚園はまだしも、小学校に通い始めたら、習い事を始めたら、長期間実家に連れて帰ることが難しくなるでしょう。




それより、私が復職したら!?




それこそ実家に帰れなくなりそうです。




今は夏休みに毎年2週間くらい私たちが実家に転がり込んで、それ以外に両親が年に1回4~5日くらい会いに来て…年に2回しか会えていません。




私が復職したら、2週間の帰省はきっと不可能でしょう。




10年後、両親は80歳近くになります。




果たして、今と同じフットワークで孫に会いに来られるでしょうか?




楽しく過ごした数日間でした。




両親を空港まで送って、家に戻って息子を寝かしつけて、夫と晩酌していた時です。




夫がこう言いました。





「おれたち、ここに家を建てていいのかな?」




なんて優しい人でしょう。




私はその一言で、夫が考えていることを全て見抜きました。




夫は、両親が暮らす私の故郷に移住することを考えたのです。




私が夫と結婚を決めた時から今まで、何度も何度も話し合って、ようやく自分を納得させて、ここに家を建てようって決心してたんですが。




両親と楽しそうに過ごす息子を見ていて、孫と離れて暮らして、年に何度かしか会えない息子や両親を思ったら悲しい気持ちになったんだ、と。




夫の話を聞きながら、私も涙を流していました。




一人娘の自分が離れた場所に嫁ぐこと

一度は故郷での同居も頭をよぎったこと

夫の転職や息子の転校は避けたいこと

息子と遊ぶ両親の笑顔

ずっとケタケタ笑っている息子

両親を送った帰りに「おじじとおばばいないね」って言った息子の顔

夫の優しさ




なんだか胸がいっぱいになって。




家を立て直そうと話している我々夫婦は、この数日間で両親の住宅ローンの話や老後の考え方など、色々と聞いていました。




自分が親になって、初めて聞いた話もたくさんありました。




苦労してきた両親。





息子と遊ぶ笑顔の両親。




両親を私や息子と同じように大切に考えてくれる夫の優しさ。




私はなんて幸せ者なんでしょう。




しばらく泣いて、落ち着いた私に、夫が言いました。




「まだ家の間取りとかを詰めてる状況でもないし、話が進んでしまう前に『同居しない?』って聞いてみて」って。




「絶対遠慮されるだろうけど、いいことも悪いことも含めて、よーく考えてもらえないかな」って。





あぁ、この人はなんて優しい人なんだろう。





今まで、同居は無理だなって漠然と考えていました。




というのは、里帰り出産をした際に、産前産後の不安定なホルモンバランスの乱れと、二世帯同居を考えていない実家の間取りのストレスとで、疲れきってしまったからなのです。




…と、理由は後付けなんですが。




両親がもし、我々夫婦が建てる家に一緒に住んでくれるなら?




これまでは、息子と、これから先授かるであろう兄弟と、気高いコーギーと暮らす家しか考えていなかった我々夫婦です。




こだわってこだわってこだわり抜いて、素敵な家を建てようって思っている我々夫婦です。




でも、もし両親と同居ということになれば、話は別です。




こだわりたいところを絞って、ある程度の広さを確保する必要が出てきます。





あぁ、我々夫婦の新居は、一体どうなっていくのでしょう。




なんて、なんて幸せな悩みでしょう。