アラフォー、地震を振り返る。の巻
しまった、1ヶ月も放置してしまいました。
あれなんですね、1ヶ月経つとはてなブログさんから「そろそろ次の記事を書きませんか?」ってメールが来るんですね。
いかんいかん、たるんでおりました。
この1ヶ月は、激動の1ヶ月でした。
何が一番すごかったって、地震です。
北海道の、地震です。
極寒の地に住んでると何度か書いてると思いますが、何を隠そう北海道です。
震源ではありませんでしたが、私の住む地域は震度5強を叩き出しました。
震度5って人生でなかなか体験しない揺れですよね。
でもね、私にとっては4回目の震度5です。
すごくないですか?
私の故郷、地震の多い県です。
学生時代に震度6弱、上京して就職したにも関わらず、たまたま帰省した日に震度5。
被災するために帰省したみたいな。
そしてその何年か後、東京で東日本大震災。
あ、これは震度5までなかったですね。
だけど、首都圏の交通が麻痺して、1ヶ月以上通勤電車が不便な状態を経験しました。一生で一番歩いた1ヶ月だったかもしれません。
「あー、私ってどこに行っても地震にあうんだなー。」
「あ、でも、嫁ぎ先のここ北海道は、地震と杉花粉とゴキブリとは無縁よ~、おほほほほ~」
って、のほほんと暮らしてたのがいけなかったんですかね。
9/6 夫が夜勤で不在の夜中の3時過ぎ。
バシン! ギシン!! みたいな音と縦揺れで飛び起きて、爆睡してる息子に覆い被さりました。
えー、この子ったらこんなに揺れてても起きないんかーーーーい!!!
って思いました。ほんと、びくともしなかった。
1分もなかったと思うけど、永遠にも感じる揺れ。軋み。築50年の家。軋み。
お願い、何も倒れないで。
お願い、何も落ちてこないで。
お願い、何も爆発しないで。
あと、起きたら厄介だから、お願い、この際起きないで息子。
休憩中だったのか、夫がすぐにLINEをくれました。
息子の寝姿を写真に撮って、「無事だよ」と送信。
その直後、家中の明かりがパッと全部ついて、次に全部消灯。
こりゃいかん、こりゃ停電に違いない。
なんと我が家には懐中電灯がない。
スマホのライトだけを頼りに、寝室の中を点検。
息子が寝てるところに倒れそうな家具なし、落ちてきそうな物もなし。
夫から「お風呂に水をためろ!」と指示あり。
なるほど、そうか、水も止まるのか!?
焦ってお風呂の水道全開。
息子を起こさないように、そーっとそーっとキャンプ道具を車に積みこむ私。
北海道に住んでると、キャンプとかBBQとか、短い夏を満喫するためのグッズを揃えちゃうんですよね。
炭、七輪、水のタンク、カセットコンロとボンベ、テント、調理セット、米。
息子のオムツと着替え、我々夫婦の着替えと入浴セット。タオルたくさん。
犬のキャリー、トイレシーツ、カリカリご飯。
真夜中に、スマホのライトだけを頼りに、頑張りました、妊婦。
冷蔵庫の中身が全滅するのが嫌だったので、とりあえず冷凍庫にお肉やお魚を避難。
うわ、我が家にはラジオもない。
情報がない。
あ、そういえばスマホの充電も切れそうだ。
車の充電器で充電。
あー、今日ガソリン満タンにしててよかったー。神のお告げだったのかも。
とか考えながら、もう眠れませんでした。
余震がきたら、息子と犬を連れて車に避難しよう。
家は危ない、何しろ築50年。
夫から再度LINE。水の確保と物資を車に移動したことを伝える。
「じゃ、貴重品と母子手帳リュックに入れて、いつでも逃げられるように。後は息子とお腹の子を守ってくれればいいから、気を付けて!」って。
はー、なるほどね、母子手帳ね!
つわり終わっててよかったー。
臨月とかじゃなくてよかったー。
今、分娩中の妊婦さん、いるだろうな。がんばれ、がんばれ。
色んなことグルグル考えて、息子がふにゃ~っと起きてくるのを待ちました。
水は止まらなかったし、ガスも使えたので、簡単にあったかいご飯。
息子は地震のこと全然わかってないみたい。いいんだか悪いんだか。
あぁ、やっと7時。
医療関係者って、災害の時は病院に集合しなきゃいけないはず。
きっと夜勤の地震は夫は帰れない。
帰れたとしても電車が停まってるし、車で迎えに行こうにも信号がついてない。
はーーーーーーーーーー、長い。時間が過ぎない。
義兄一家が近くに住んでいて、兄は夜明けとと共に車で職場に行ってしまったらしい。
義姉と1才の姪、きっと不安だろう。
私だって息子と犬と、なんだか不安。
一緒にいようって誘い合って、我が家に来てもらうことに。
あったかいお茶を飲んで、義兄のところはガスも停まってしまったと話を聞く。
余震でガスが使えなくなるかもしれないし、今のうちにお粥を炊いておこう。
まだ離乳食の姪、義姉の心配は計り知れないな。
あーでもないこーでもないと話してるうちに、夫からLINE。
日勤のメンバーが揃ったから、夜勤組は帰れることになった。電車が動かないから歩いて帰るよ。
ひえー、おつかれさまでーーーす。
東日本大震災を思い出す。
10km以上あるなぁ。
夜勤明けの体に鞭打って、歩かなきゃならないなんて。
とはいえ、帰れてよかった。
家族全員が揃うまで気が気じゃなかったけど、14時過ぎにはみんな揃ってお昼ご飯を食べることができた。
電気が戻ったのはそれから1日半後のことだったけど、電気だけでほんとによかったなぁって思った。
ガスが止まればお風呂に入れないし、水が止まればおトイレが流せない。
あ、あと、新築にしてオール電化にするのは絶対にやめようって思った。
とにかく、色々と収穫のある停電生活だったなぁ。そこのところ詳しく書いてないけど(笑)
晩ごはん作らなくちゃっ。
お盆明けから幼稚園に通い始めた息子が、昨日から泣かずにバスに乗るようになりました。