アラフォー、実家に避難しました。の巻
妊娠がわかる前から計画していた実家での夏休み、ようやく敢行しました。
安定期に入る前だし、今回つわりひどいし、夫は仕事だから私1人で息子と犬を連れて飛行機に乗れるのか?…と問題山積みでしたが。
夫は仕事柄生活が不規則なので、犬を置いていくことができないのです。
といって、ペットホテルではかわいそうだし、お高くついてしまいます。
出発する空港までは夫に送ってもらえるし、到着先の空港には両親が迎えに来てくれるし、行く!行ける!と判断。
荷物は極力減らして、事前に宅配便で送りつけました。
夫にあれこれ持ってもらって、まず犬を先に預けて、息子の手を引いて最小限のお土産を買って、いざ搭乗です。
午前中は比較的体調もいい日が続いてるので、始発便です。
息子はまだ3歳未満なので、席をとりませんでした。
そう、抱っこです。
チケット買った時は、まだ妊娠わかってなかったから。
抱っこあつーい、抱っこおもーい。
お腹はまだ大きくないので平気ですが、とにかく息子に穏やかに過ごしてもらえるよう祈るしかありません。
絵本にシール、おやつにジュース、ご機嫌をとりながらのフライトでした。
隣に乗客がいないことを祈りましたが、優先搭乗後すぐに隣に人影が。がーん。
でも! 品のよいオバサマで、先に「よろしくね」なんて声をかけてもらって、大安心。
さぁ、飛べ! 早く着け!!
一時間ちょっとの空の旅、シールやおやつでご機嫌な息子。
このまま着陸してくれたら言うことなし! 偉いぞ息子!!
…が、しかし、そんなに甘くないのです。
着陸に向けて降下を始めた頃から、息子の雲行きが怪しくなってきました。
どうやら私の上から降りたいらしい。
無理無理無理、狭いし! 隣空いてないし!
オバサマに息子の足がぶつかっちゃったりして、申し訳ないにもほどがあります。
しかーし寛大なるオバサマ、なんと息子をなだめにかかってくれました。
「あらあらあら、どうしたの、座ってないと危ないよ、頑張れ頑張れっ」
神です、女神です。
最後の手段でペロペロキャンディを取り出し、どうにか膝の上に戻ってもらって、ようやく着陸!
早く降りたいところですが、息子は飛行機の給油に訪れたタンクローリーに釘付けになり、CAさんに促されて最後に降りることになりました。
ゲートまでの通路でも、空港で働く車に夢中になり、牛歩を決め込む息子。
頼む、母は辛いのだ。歩いてくれ息子よ。
手荷物は預けてないので、犬を受け取れればもうこっちのもんです。
自動ドア1枚隔てて待っていてくれた両親に息子を託して、犬を受け取り、元気を確認、頑張りを称賛して、いざ実家へ!!!
これがまた遠い。実家が空港から車で一時間ちょっと。
ここまでの移動で張り詰めていた緊張の糸はとっくに切れて、空腹の気持ち悪さが襲ってきました。
そう、つわりに空腹は禁物!!!
サービスエリアでアイス買ってきて下さい!!母よ!!!
初頭からワガママ全開の妊婦、ここにあり!!
いいのいいの、何にもしなくて済むように、帰って来たんだから!!!
「あんたは休んでなさい」の言葉に、どっぷり甘えにきたんだから!!!
エアコンの効いた車内でソフトクリームの到着を待ち、食べ、食べたら食べたで寒くなり、エアコン弱くしてくれーとワガママを言い…
かくして無事に実家に到着して、息子のオムツを替えるや否や即お布団に滑り込んだ私なのでした。
父よ、母よ、後は頼みます。