アラフォーずぼら主婦、賢く生きる。

アラフォー主婦、賢く生きていくために勢いで色々やってみることにしました。夫と2歳の息子、気高いコーギー♀の3人と1匹暮らしです。

アラフォー、すんごい寒い家に住んでます。の巻

というのもね、究極に古くて寒いんです。




夫との結婚を機に、夫の祖父母が住んでいた一軒家(義父名義)に暮らすことにした我々夫婦。




固定資産税のこともあるので、義父にお家賃を納めて住ませてもらっています。




それがね、もう本当に寒いのなんの。




住ませてもらってて言うのも失礼だとは思いますが、とにかく寒いのなんの。




築50年近いんです、断熱材入ってないんです。




住んで4年になるんですけど、ちょっと振り返ってみたいと思います。




結婚を決めてから、それまで5年間くらい空き家だったこの家に住むことになって、二人で気合い入れて大掃除をすることにしました。




季節は冬。




豪雪地帯。




我々は遠距離恋愛?というやつでした。




飛行機で往復、有給消化で3泊4日を月2回くらい、愛の力を借りて数ヶ月続けました。




初めて見た時、外観はパッと見はそんなにボロボロには見えない印象でした。




で、玄関に入って唖然。




すんごい物、物、物、足の踏み場に困るほど。




物を捨てられない義祖父母だったんだな、とすぐに思いました。




玄関マットが謎に複数枚重なっていたなぁ。




総2階建てで7LDKなんですけど、各部屋が軒並み物で溢れてました。




祖母は腰だか膝だかが悪くて段々2階に行かない生活になったようで、2階の方がやや物が少なくて。




夫は仕事に行かなければならなかったので、日中は私1人でとにかくやれるところまでやる!ってスタンスでした。




とにかく捨てる!





会ったことのない義祖父母なので、思い出とかが邪魔しないのが楽でした。




まず着手すべきはストーブがあるリビング。ここを住める状態にしないことには始まりません。




寒くて死にそうなので、ストーブ本体の掃除と、その周囲の物を危なくないように寄せて、着火。




これで凍死は免れて、指先がかじかんで作業できないことはなさそうです。




さー、捨てるぞ、全部捨ててやる!!




台所収納を開けると、出るわ出るわタッパーやら使い捨てのお弁当容器。




劣化して脆くなって、触るとすぐに割れました。




90リットルのゴミ袋に可燃物と不燃物を分けて捨てていきます。




タッパーとお弁当だけで5~6袋になりました。




はい、次。食器棚。




おじいちゃんおばあちゃんだけで住んでたはずなのに、なんだかキャラクターもののお皿があったり。




絶対に使わないでしょっていうガラスの大鉢とか、6人分のカレー皿とか。




ここからもタッパーを大量に発見。




なぜか天ぷらの敷紙が大量に出てきました。





50枚とか入ってて、何枚か使った状態のがドンドンでてきました。




未開封のもあったけど、5年も空き家だったのを思うと使いたくなくて捨てました。





何種類か、私の趣味に反しないお皿を残して全部捨てて、次はサイドボード。




みっっっっっちり物が詰まってました。




お土産のキーホルダーとか、書けないペン、郵便番号が3桁だった頃の封筒、のし紙、カレンダー、謎の鍵の束。





戸棚を開けて嫌な予感がしたのが、木製の蓋つきのお菓子を入れるような器。




そのままゴミ袋に入れればいいのに、高鳴る胸、高まる鼓動。




そっ…と開けると…




得意の天ぷら敷紙に丁寧に包まれた何か。





なんだこれ。




白い丸い固い塊…を、ちょっとかじったようなフォルム。




饅頭か大福の類。それも食べかけ。しかも5年以上前の化石。




ちーん。




写メ撮って仕事中の夫に通報。




サイドボードの上のコジャレた引き出しからも、嫌な予感がする包みが。




手に取り掌に載せると、重くもなく軽くもなく、饅頭ではなさそう。




敢えて想像するならかりんとうか、印鑑か?





恐る恐る開封。




中身を目視するや、即包み直したそれは…




部分入れ歯。




と、多分差し歯。




おじいちゃーん、おばあちゃーん、捨てておいてねー。




これは写メ撮る前に捨てちゃったので、夫には文章で通報。




洋服だとか書籍類は、義父が事前に運び出してくれていたようで、何棹もの洋服箪笥や本棚は空っぽに近い状態でした。




箪笥は徹底的に拭けば使えそうなので残留。




本棚は嫁入り道具でお気に入りを買ってあるから潔く捨てました。




次は水回り。恐怖。




滞在中、コーヒー飲んだり軽食作ったりしたいので、意を決してキッチンから。




醤油さしがいっぱい。




中身が入ってるやつも。




ラッキー、使えそうなクレンザー発見。




ゴム手袋をはめて、徹底的に磨きました。




シンクはどうにか使える状態に。




ガスコンロを運び入れて、電気ケトルを置いて、どうにかご飯の準備ができるようになりました。





続いて冷蔵庫。古い冷蔵庫。




コンセントをさすと、使えそうな雰囲気。




でも怖い、開けるのが怖い。饅頭レベルじゃ済まない。




でもでも、大型家電や家具は大掃除が終わらないと買っても置く場所がないので、一時的にでも使えないと不便。




やるか?




できるか?




できるか、私。開けられるか?




やるしかない、愛する婚約者と今晩のご飯のために!!





ガチャっ





セーフ!!




空っぽ!!




ドアポケットに何やらベタつく液体が大量にこぼれてるのと、律儀に各小部屋に消臭剤が置かれてる意外は、空っぽ。




もちろん消臭剤は何年も前に期限が切れて、プラスチック容器の中にカラコロとした炭?のようなものが。




問題はこのベタつき、あとは臭い。




この謎の液体だけのせいではなく、食料を入れていたからこその冷蔵庫の独特の臭い。





やってやりましょう、徹底的に拭き掃除してくれましょう。




クレンザーじゃ傷みそうなので、台所洗剤をお湯に溶いてタオルを絞って、徹底的に拭く!!




ドアポケットの外せそうなところは外して、とにかく隅々まで気が済むまで拭く!!!




2時間くらい無心で拭いて、ようやく使えそうな状態になりました。




でも、こんなにテマヒマかけても、新しい冷蔵庫を買うまでの繋ぎ要員なんだけど。




冷蔵庫と冷凍庫がちゃんと冷えるのが確認できたし、これで買い置きができる!!





にしても、片付かない家!!




冷凍庫に二時間かけてる場合じゃなかったか?




いやいや、冷凍庫大事!




あと、トイレは使えるの確認したし、お風呂に入れれば暮らせる!!




お風呂お風呂…




寒い! ほぼ外!!




タイル張りの床と壁、金属?の深い深い浴槽。





おじいちゃんおばあちゃん、このお風呂入れてたのかな!? 跨げてたの!?




壁のところどころに黒かびの跡、タイルも何色かわからないくらい汚れてる…




冷凍庫との死闘の後、今日のラスボスは浴室!!




寒くてお話になりませんので、お湯とお水と別れた蛇口のお湯を全開に!!!




だばだばだばだばだ




みなぎる熱湯!!




自分でお湯とお水を混ぜて調節するタイプの蛇口って、熱湯出るの!?




カルチャーショック!!




ま、でもお湯さえ出てくれれば掃除も捗りそうだ。




意を決して薄着になっていざ勝負!!




天井、壁、床、浴槽、無心で磨く!!




お湯で加湿されて、リビングの掃除より呼吸が楽だったのが忘れられない。




夢中で磨いて、気付けば夜。




昼ご飯はバナナ、夜ご飯は買い出しすらしてなくて用意もクソもない。




何よりスーパーの場所がわからない。




せっかく手料理作ってあげられるチャンスだったのに。




仕方ない、これは待つしかない。




♪恋人よ~そばにいて~凍える私のそばにいてよ~


お腹もペコペコでひもじくて、食べ物探してもバナナとバナナチップス(婚約者が誰かにお土産で貰ったやつ、しかも食べかけ)しかなくて。




婚約者が帰ってきたら、ちょっと遅くなっちゃうけどスーパーに連れて行ってもらって、簡単な晩ごはん作って乾杯しよう。




早くこいこい。




で、そこから待つこと4時間。




よりによって今日、すっごく忙しかったらしい婚約者。




誰も悪くない、誰も責められない。




びっくりドンキーでご飯食べて、婚約者の実家でお風呂を借りて、そのまま泊めてもらいました。




お風呂はどうにか入れる状態だったけど、疲労でそれどころではなく。




婚約者は翌日も仕事だったので、とにかく明日に備えて寝るのが最優先で。




愛を育みにはるばる来たはずが、朝から晩まで大掃除してホコリかぶって、待っても待っても婚約者は帰ってこなくてお腹が減って、散々な思い出。




結局頑張って掃除したお風呂は、基礎がシロアリに食い荒らされていたので取り替えることに。




おかげで今、お風呂だけは温かくて快適だけども。




そんな、とんでもない寒い家に住んでるもんで、冬になると「家を立て替えたい」とどちらともなく発言する我々夫婦です。




住み始めた当時を思い出したら、4年住んだ今では家のクセも把握して、あの頃よりは快適に過ごせております。




寒さ意外は、まぁ耐えられます。




できれば増税前、遅くとも息子が小学生になるまでに、建て替えを実現したい今日この頃なのであります。




最近はモデルハウスとかショールーム巡りに熱を入れすぎて、疲れてバタンキューな毎日。




モデルハウスは温かくて、家にいるより快適なのです(笑)




尻切れトンボだけど、これにて終了!